第5話
少し怪しみながら彼を見ていると、彼に気付いたマミや他の女子が即座に彼に群がり始める。
もちろんすぐに彼の隣をキープしたのはマミ。
「森くんやっと来たぁ!
マミ森くん待ってたんだよぉー?」
「──え」
すぐ近くで聞こえたマミのくねくね言葉に思わずそんな言葉が出た。
え、あんたさっきまで目の前の男の子とイチャイチャしてたよね?てかそれより彼氏は?
そんなことを思いながら、代わりに私が目の前の男の子に視線を向けると
彼もポカンと口を開けながらマミを見ていた。
先程まで彼に向けられていた好意は
新たなメンバーの登場によっていとも簡単に横取りされる。
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