辺境の町で修行していたら全く言葉が通じない少年少女が来た件について

Mtoo

プロローグ

 誰か人の気配がする。何が起こっているのだろう。そう思いながら道を歩く。数分間歩いていたら、突然まぶしい光が周りにばらまかれた。意味がわからず目を瞑っても防ぎきれていない光に耐えていると、突然光が消えた。わけがわからないまま、目を開けたら、目の前で広がっている光景に目を極限まで見開くことになった。

「*、+>。(あ、こんにちは。)」

 そこには、私より少し年上ぐらいの少年と、私と同じ年齢ぐらいの少女がいた。さらにわけがわからなくなった私は、とりあえず話しかけることにした。

「ここここんにちは。」

「「?」」

 震える声になってしまったのはさておき、相手はこちらの言葉を全く理解していないようだった。

 このときの私は知らなかった。この少年少女が持つ過去、この何の変哲もない辺境の村の過去、そして、この少年少女と家族になるなど。

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