第19話 梨の王 空白期間3


「じゃあ、俺がアプリードなのか?」


「あぁ、そうだ。

マジに記憶喪失ってヤツかよ、兄貴。

…大変だったろ。

いや、俺も大変だったけどさ、運が良かった。」



あれからすぐに戻ってきたアプリードと名乗る男がピアードだった。

彼は彼で、気球から投げ出された後にキャラバン隊に拾われ急死に一生を得ていた。


この街で回復を待ち、直った後の事を考えながらプラプラしている所をヴェン団の親父に拾われたらしい。


キャラバン隊はヴェン団の隊商だったのだ。


始めは下っ端らしく電話番なんかをしていたが、ある日絡んできた兄貴分をボコボコにしたらしい。


アプリードと同じく訓練された軍人であった彼に、生業にしているとは言え、街の腕自慢など相手にならず、連れてきた5人ともをきっちり畳んでから仕事の電話番を再開していると、親父が帰って来て事情を聞かれた。


素直に隠さず答えたところ、罰はなかった。

何処がかは分からないがなんだが気に入られて、逆にそいつが持っていたシノギを引き継ぎ、ギルを下につけて働いていた。


しばらくは借金の回収と、キャバレーの見回りをしていたが、ある時からマフィア同士での抗争が始まってからは、戦力として扱われるようになっていった。


銃もナイフも毒も徒手も訓練済みの軍人は相当な手柄を挙げたようで、みるみる地位を上げていき、正式にマフィアとなった後直ぐに地位が上がった。


しかしマフィア内ですら、ヴェン団ですら彼らを詳しく知る者はいなかった。


親父が特に気に入ったのは、ファーデンを脱走して来た、という点だった。

閉じた国のファーデンからやってきたその軍人のことを知る者はだれも居ない。

幽霊みたいなものだ。

過去を探れなければ弱みも探れない。

聞けばギルも他国の孤児で、その国では一定の孤児は戸籍がないらしい。


彼は親父の指示で本当の意味での無国籍軍団長となり、ヴェン団の内部の腐敗を潰して回る仕事になった。



「つー訳でね。

汚れ仕事もあるけど、気楽なもんだよ。

兄貴もやるか?

歓迎するよ。」


「いや、俺にも目的があってな。

ところで、なんで俺の名前を使っていたんだ?

素直にピアードで良かったろ。」


「…こんな仕事なのに兄貴の名前使ったのは悪かったと思っているけどよ、始めはここまでじゃなかったしな…。

兄貴がまだ生きてるんじゃ無いかと思って、同じ名前で同じ顔なら、どっちかの知り合いが勘違いして話しかけてくる可能性があると思ったんだよ。

俺の事は前みたくピアードって呼んでくれていいから。

その内名前も戻すかなぁ。

兄貴は見つかったしよ。」


「はは。

そうか、実際今回はお前だと思って話しかけられてここに辿り着いたからな。


ほら、あの角のバーだ。

ボラれそうになって返り討ちにしたら、なんか帽子を被ったヤツが詫びに来たんだよ。」


「あ?

なんであそこのヤツが俺のことを知っているんだ?

それもヤサまで。

…キナくせぇな。」


「兄貴、あそこのバーは、ほら、親父の兄弟の…。」


「あぁ!

そうか!

なら問題ねぇや。


あそこは親父の兄弟がやっててな。

情報屋の店だ。

普段からボッてるが、客の反応見るためだって言ってたな。


兄貴も試されたんじゃねぇ?

一応別のファミリーだしな。」


「そうなのか。

いや、ならいいんだ。

兄弟を探していたが、新しい生活をしていたら迷惑がかかるかも知れないとは思っていたんだよ。


俺も焦っていたんだなぁ…。」


「ところでよ、俺の仲間にならないのはいいんだけど、一人でなにをするつもりなんだ?」


アプリードはカバンから本を取り出すとピアードに渡した。


「おい、ファーデンフロイデじゃねぇか。

舐めてんのか?

これが嫌で俺らは逃げ出して来たんだろうがよ!

あのクソみたいな組織に戻るのか?」


「それはな、ピアード。

原典に近いものだ。

開いて読んでみろ。

古いヤツなんだよ。」


机をガンッと蹴り飛ばしたが、ピアードは一呼吸して本をめくり始めた。


「兄貴、これ。

…俺らの知ってるヤツじゃねぇな。

受け入れるって話じゃねぇけどよ。


全然中身が違うな…偽物…?

いやそんな訳…ない。

印章の彫りは本物だろ?

あ?なんでだ?」


アプリードは図書館で知ったファーデンの変遷をピアードに話した。

にわかには信じがたい内容も含まれていたが、目の前にある、古いファーデンフロイデが説得力を増した。


「それで、兄貴のやりたい事ってなんだよ。」


「革命だ。

ファーデンを元の教義に戻す。

戦争を止めるぞ、俺は。


先ずは情報を集めるのと、有力者かその娘に近づく為にこの国に来た。

お前と会えたのは僥倖だ。

先にミモザや親父達と会っていたら、パーになる所だった。」


「やり方は考えてんだな。

教えろよ。

噛ませろ。

金じゃねぇ、誇りだ。

誇りにかけて兄貴を助けてやる。」


アプリードがコートとシャツを脱ぐとピアードとギルは目を剥いた。

肩から木が生えているからだ。


「なんすか、それ、旦那。

マジだったんすね。

冗談かと思いましたよ。」


「…梨の木か。

偶然生えて来たのか?

…そうか。

ならやれるかもな。」


「生えて来たってなんだよ。

多分刺さったヤツが定着したって言ってたぜ、助けてくれたやつは。」


「しらねぇのか?

いや、覚えてないだけか。

ファーデンでは生まれて来た子供に梨の種を植えるんだ。

まぁ、大体は健康を祈って飲ませたりするんだが、由来がホールドウィンの魂を植え付ける為って話らしい。


つまりは、兄貴はホールドウィンの遺志が芽吹いたって言い張れる訳だな。」


それは大きな大義名分だ。

しかし、確かにホールドウィンの遺志は自分に宿っていると言っていい。

弟とも会えた。

それだけで十分だ。

心が奮い立つ。


「腹が決まった。

ピアード、マフィアなら金持ちのパーティを主催しているだろう?

俺も招待客として招き入れろ。


そこにいる大物の娘をモノにする。


出来るか?」


ピアードは机から乱暴に石を取り出すと機械にセットして、レバーをぐるぐると回し始めた。

画面には情報が浮かび上がり、彼の仕事内容が記録されているようだ。


あぁ、そういえば紙や本は貴重なのだったな。

本の森にいたから忘れていた。


「…中々いい条件がないな。

例えばよ、兄貴が楽器を弾けるとかだと楽団に潜り込ませるんだが、警備に入れたって仕方ないしなぁ。

俺と間違われるし。


あれ、ヴァイオリンは弾けたっけ。

いやでもプロレベルでは無いだろ?


どーすっかな。

先に親父に…いや、親父は兄貴を気にいるな、後の方が面倒じゃねぇか。」


「楽器なら出来るぞ。

上流の交流に必要だからな。

ヴァイオリンは深めに修めてきた。

本来ピアノにするべきだったんだろうが、図書館にはなくてな。


子供の頃の手習も役に立つもんだと思ったよ。」


「やるじゃん

ならそれで行こう。


それで、兄貴の名前はなんで登録しておく?」


「アプリードリヒ・ホールドウィン。」


「…やるぅ!」



実のところホールドウィンは珍しい苗字ではあるが、偶にある。


ファーデン以外では神聖視される事もないが、ホールドウィンが王家から降った家なので、それについて来た家臣は皆ホールドウィンだし、そこからかなりの年月が経っているので、そこらに居る。


よって、大層な名前で紹介されたアプリードも浮く事はなく、むしろ実家が太めな楽団員のなかでは馴染むくらいだった。


25歳ほどのアプリードは新人というには年嵩がいっているが、腕が立つのがわかると受け入れてくれた。


つつがなく演奏も終わり、楽団員もあとは来客達と会話に混じる。


ここで少し困ったことが起きた。


楽団ファンには新ヴァイオリニストのアプリードは目立ったが、それだけでは無く団長の目に留まってしまった。


リリアンの所で身につけた社交と優雅な振る舞い。

スパルタで叩き込まれたヴァイオリンの腕は中々のものだったし、リリアンがくれたヴァイオリンはかなりの名品だった。


謎の新人、腕も見目もよく気品があり、持ち物は名品。


ヴェン団からねじ込まれた時は何事かと思ったが、単純に腕前がいいのが場末に居たから表に出そうとしたのだと思われた。


ヴェン団の団長の趣味はそういう芽が出ない有望な芸術家を表に引っ張り出すことだというのは割と有名な話で、芽が出た後はファンとして楽しむだけで、マフィア的な接し方はしない事でも有名だった。


なので楽団長はマフィアの事を忘れて、アプリードを引っ張り回した。

最初は顔を売るチャンスだと思ったアプリードも、普通に自慢の団員として扱う団長に合わせてしまい、特に女性を口説くタイミングもないままに野郎のファンだけが増えた。


全く必要などないのに。


途中からは何故か団長と飯を食い、団長と酒を飲み、団長と合奏したりしていたが、何故だか普通に楽しんでしまい、部屋に招待されてしまった。


団長の事を男色か一瞬疑ったが、陽気な様子からはそんな空気は感じないので、単純に気に入られ過ぎただけだろう。


アプリードも団長の陽気さを気に入ったし、お酒も入って楽しくなっていたので、ポロッと、記憶喪失だったらしいことを話してしまった。


大号泣しながらアプリードの身の上話を聞きながら酒をガブガブ呑み、ベロベロに酔った団長は前後不覚になってしまった。


なので仕方なくアプリードが送る事になった。


途中でギルがやって来て団長の家まで案内してくれるらしい。


「兄貴が大笑いしてましたよ。

旦那が女に行かないで、オッサンに連れまわされてんだから。

でも、ちょっと喜んでも居ました。

楽しんでくれただけでも今回はいいって。」


アプリードはむず痒くなったが、もしこんな姿を見てピアードが楽しんでくれたなら、自分も嬉しい。


やっぱり双子なんだな、と思った。


それをギルに伝えると、最近張り詰めていた兄貴が本気で笑っていたから、自分も嬉しいと言われた。


マフィアに居ると聞いて心配したが、いい仲間に恵まれたのなら悪くないかも知れない。



ギルの案内で辿り着いた屋敷は信じられないほど大きかった。


「あ、旦那、やっぱり知らなかったんですね。

この団長大物ですよ。

ギルバート・ハンバート、大貴族です。


今日の主役の1人だったんですよ。」


アプリードにとっては気のいい酔っ払いだったが、屋敷を見るに本当らしい。


ギルはもう帰ってしまったし、こんなデカい屋敷の訪ね方が分からない。


とりあえず入り口に立っている人に話しかけると、門番のような役割だったらしく中に案内された。

通された応接のソファにギルバートを寝かせ、自分も向かい側に座ると、パタパタと寝巻き姿に上着だけを羽織ったお爺さんがやって来た。


「旦那様!

…あぁ、大変申し訳ない事をしました。

あまり深酒はなさらないんですが、楽しんでおられたのでしょうな。


失礼、私はハンバート家の家宰でございます。

旦那様をお送りいただいて恐縮でございます。」


「いえ、本当にお酒を召し上がられただけですので、朝には…いや、昼には起きると思います。


今日初めて楽団に参加させて頂いて、団長がこんな大きな御屋敷に住まわれていると知りませんでした。

楽しいお酒でしたが、話の中身は音楽のことばかりでしたので。


突然お邪魔して、作法に失礼があれば申し訳ない。


それでは、私はこれで。」


丁寧に挨拶をして帰ろうとすると、家宰に引き留められた。

家長のお礼もなく帰してしまうと家の名に傷がつくとかで、大層大袈裟に引き留められた。


また明日の昼頃伺うと言っても聞かず、客間に案内するので泊まって行けと言う。

こんな馬の骨を泊めるだなんてセキュリティはどうなっているのか、と心配していると、確かに本日参加した楽団員だと確認が取れていると言う。


大貴族の情報網とは凄いものだ。


仕方なく客間に案内されていると、途中で女性がやって来て挨拶をしてくれた。


「こんばんは、お客様。

ハンバート家の次女、シェリルです。

お父様をお連れいただきありがとうございます。


申し訳ありませんが、母はもう就寝しておりまして、私が代わりに挨拶させて頂きました。」


「これは、ご丁寧にどうも。

そんな畏まらなくて結構ですよ。

私は団長に本日お世話になった、アプリードリヒ・ホールドウィンと申します。


私も楽しいお酒でした。


少しだけ、私の方がお酒に強かったようで。

まぁ、音楽の腕前は団長の方が凄いので、ここは譲って頂くということで。


無作法ですみません。


また、明日ご挨拶させていただきますね。

…おや、もしかしてピアノを弾かれるなら、合奏などしてみますか?


はは。

では、また明日。」


家宰が再び歩き出すのについていくと、すぐに客間があり、扉を開くと今まで住んだどの寝所よりも豪華であった。


「もし、水など必要でしたらお声がけ下さいませ。

トイレはそちらの扉に。


…所で、なぜお嬢様がピアニストだと?」


「ご令嬢としては爪が短い割によく磨かれていたのと、細く長い綺麗な指、その割に筋肉のついた手のひらで。


長く練習した美しい手でしたよ。」


「そうでしたか。

やはり音楽家には分かるものなのですね。


…お嬢様が明日本当に合奏を願うかも知れません。

社交辞令だったのでしょうが、もし良ければお相手お願い致します。」


軽く頭を下げて家宰は去っていった。

部屋の近くに人の気配があるので全く警戒されていないと言うわけではないのだろうが、恐らく誰が来たとしてもこんなものなのだろう。


確かに社交辞令で言った。

単純に努力を少しでも分かってあげられたらと思い、そう伝えたので、真剣に受け止められると少し困るなぁ思ったがつい出てしまったので仕方がない。


身分違いなのにうっかりしてしまった。

いや、でもなぁ。

努力を見つけてもらえるのって、嬉しいし貴重だから、きちんと言葉にしておきたかった。



図書館の片隅でヴァイオリンを見つけた時、リリアンに幼少期の話をした事がある。


その時はまだ記憶が曖昧な頃で、家族構成などを思い出してはいなかったが、そのヴァイオリンをみた瞬間頭の中でサイダーの泡のように思い出が蘇った。


兄弟がいて、2人で楽しめる趣味をと両親が習い事に放り込んだ際に自分と相手の好みがバラバラ過ぎて、結局2人で同じものはやらなかったこと。


いつも2人の後をついて歩いていた女の子は、趣味が別れた際は、自分の後をついて来てピアノを弾くマネをしていた。


自分はまずまず集中して練習をしていたはずで、お気に入りの曲があった。


なんだったか。

どんな曲だっただろうか。


置いてあったヴァイオリンを手に取り、確かこんな感じだったかな、と弾いていると、リリアンが聴いていたようで、後で曲名を教えてくれた。


龍の婚姻と言う曲で野太い副旋律と、伸びやかな主旋律からなる2重奏だ。

チェロとヴァイオリンか、ヴァイオリンとピアノ、ヴァイオリンとヴァイオリンのスコアがあり、古い曲らしいそのヴァイオリン部分が風を思わせるようで好きだった。


「その曲はおとぎ話をベースにしていて、ちゃんとストーリーがあるんですよ。


雌の龍に一目惚れした無謀な勇者が、何度も挑んだ末に、龍になりその雌の龍と結ばれるという話でしてね。

ロマンチックさと勇猛さの場面が両方入っているので、劇の題材なんかにもなっていたんですよ。」


なるほど、と思った。

この太い副旋律は勇猛さを、伸びやかな主旋律は雌の龍の美しさを表していたのか。


知れば、弾き方も変わると言うものだ。

副旋律は切れ味良く、男の勇猛さを強調するように。

主旋律は美しい龍が男に惹かれていくのが伝わるように、徐々に副旋律に重なっていく。


「もっと軽やかでもいいと思いますよ。

雌の龍は風と氷の龍ですので、自由の象徴として扱われる事が多い。

なので、男に捕まりそうで捕まらないようにオタマジャクシを泳がせているんですよ。


最後に重なる旋律がよりドラマチックになるようにね。」


「…その物語の本もあるのか?」


リリアンはにっこりご機嫌に取り出して来た本を読んでから弾くと、また味わいが違った。


知識は知識と結びつき、新たな知識を呼び出すものなのか。


幼い頃好きだった曲は、この時から印象的に心に残っていた。


妻と初めて弾いたデュエットは、かつて友に教わった情景と共に流れていく。

彼女とみている景色は違っても、同じ曲を弾くことが出来るのは素敵なことだ。


図書館にいる間の実になる勉強以外の趣味の面で言えばこれにかなりの時間を費やした。


スコアを読み、弾いていると、そのストーリーやバックボーンを教わる。

それはとても楽しく、熱中していた。



アプリードリヒはヴァイオリンをよく嗜んだらしい。

左肩の木はやや後ろから生えていた為邪魔にはならず、邸宅からは夜な夜な妻との合奏が流れて来た。


使用人や通りの人間からの評判もよく、公演の依頼も来ていたが、彼はミニマルな演奏を好んだ。


「すまないが、私にとっては演奏はどちらかというとコミュニケーションに近くてね。

沢山の聴衆より、妻や子供達と弾くのが好きなんだよ。


なんというか、相手がどんなストーリーを思いながら弾いているのか、想像しながら弾くのが好きなのさ。


私は、友にストーリーを詳しく教わってしまったから融通が効かないが、まだ見ぬ広がりが実はあるのではないかと、いまだに思っている。


その新たな視点をね、いつか知識の権化の様な彼に教えてあげるのさ。

楽しんでくれるか、悔しがるかは分からないけれど、私の演奏はとにかくそういうものなんだ。


悪いね。」


王になって一度だけ弾いた、彼の妻の葬儀の楽曲は『友の生贄』

バックボーンストーリーを知らない聴衆は顔を顰めたが、きちんと知るものは感動的と評した。


それは死してなお共に歩こうとする神話の一節をモチーフにしており、彼の彼女への愛情が旋律に乗せて語られた一曲だった。

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