第2話

「貴方.....は?」


私が目線を向けた先には、不思議な男の子がいた。真っ黒い、大きな翼が生えていて、大きな羊のようなつのまである。


「こんなところで、そんな恥ずかしい格好しないほうがいいよ.....?」  


自分の命を救ってくれた人に、こんなことを言うのは失礼かもしれない。でも、どうしても、

厨二病にしか見えなかった。


「...。まぁ、そう見えるのかもな。俺は死神だ!お前の命をもらうためにわざわざやってきたんだぜ?」 


彼は胸の前で大きなピースを作ってみせた。

この子、大丈夫かな....。


「....?君、何歳?みたところ私よりも身長低いし....。もしかして中学生、かな?」

 

ちょっとこの子の将来が心配だな....。

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