第8話

休憩所に着くと、雪が1番に迎え入れてくれた。

雪は優しい笑顔で俺たちの話を楽しみに待っているみたいだった。


「それで、今日はどんな魔物がいたの?」


戦うのが好きだった雪にとっては、きっと俺たちの話を聞くだけでも楽しいのだろう。

雪が楽しいのなら俺はそれでいい。でも、本当に少しだけ、罪悪感が俺を襲うんだ。


「今日ね、レンがカゲに隙をつかれて大変だったのよー!」


「あ、苺余計な事言うなって...」


「ふふっ」


雪が笑ってるなら、それでいっか....。

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