第3話
俺達は魔法少女。まぁ、胸元にある宝石が壊されるその時まで。だけど、
「レン、お疲れ様〜!」
同期の森下 苺が俺の肩を勢いよく叩いた。
毎度毎度叩かれるけど、それでも俺はこの痛みになれることはないだろう。
「次は3丁目だって〜!」
俺らの仕事には、終わりなんてものが存在しない。
「にしてもあれねぇ、魔物主を倒さないと夜も来ないし。レン、一緒に行こ。」
この世界は俺らがその地域の魔物主を倒すまで夜が来ない。
まぁ、倒してもまた出現するのだけれど。
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