第2話

「わぁ!レンはやっぱりすごいなぁ〜!」


聞き覚えのある声が耳に届く。そこにいた“彼“は尊敬の眼差しで俺を見つめていた。

彼は幼馴染の一ノ瀬 雪


「雪のが魔法少女としては俺より上だろ?」


口ではそんなことを言いつつも、やっぱり褒められるのは嬉しい...


「いやぁ?レンはみんなの憧れの的!って感じだし!」


「その“憧れの的“の俺は、雪に憧れて魔法少女になったんだけどな...」


雪はいつものように優しく微笑んだ。

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