第6話

「娘様は、あの公爵様と女神の奥様の娘様。」


.....。私とは違って、愛される才能に溢れてる人だったんだろうな、


「女神を求める皇帝側は、それはもう娘様までもを求めました。」


それじゃあ、公爵様は皇帝側に全てをとられて....?いや、奥さんが眠っているのなら、娘さんだけがとられて....?


「皇帝は女神である奥様を自分側につけることができなかった。だからより娘様だけでもをと思ったんでしょうね、」


それじゃあ、娘さんは.....。


「それでもあの公爵様が娘様を自分の手から離すつもりもなかったのです。だから、公爵様は娘様のことも匿おうとしたのです。」


奥さんだけじゃなく、娘さんのことも....?奥さんが眠っているとするなら、娘さんも....?


「娘様がどこにいるのか、公爵様でさえも知る術は”なかった”のです。」


......?それじゃあ、娘さんのことは守りきれたけど、今どこにいるのかはわからない...?ってこと、?


「公爵様がいつか公女様に全てを話してくださいますよ。」


テアは優しく私の手を掴んでまた引っ張ったいった。

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