愛しき科学と私の心
トマト
すれ違い
君を知れば知るほどわからなくなる、ここにいるのにもっと遠い場所にいるみたい、君は影のようにつかみどころのない性格で、私が嫌なこと言っても、ちょっかいをかけても、こんなに愛しても全く動かない、まるで影のように、ねえ本当のあなたはどこにいるの?
俺は常に君を愛している、これは嘘じゃない、今夜君を迎えに行くよ
嘘、昨日はほかの女のところに行ってたじゃない
彼女は敵じゃない、君を上手にエスコートするための練習台だったんだ、彼女は君の見方だよ
あなたは女の敵じゃない
俺は等しく女を愛している、そうどんな女であっても
そういう誰にでも優しくするところ好きだけど嫌い
大丈夫君のために俺はいるよ
じゃあ他の女の連絡先切ってよ
それはできない
どうしてなのよ
君を思うように他の女のことも思っているから
もうあなたとはやっていけないわ。別れましょう
嫌だ
じゃあ
君も好きだ、他の女も好きだ、それでいいじゃないか?
なによ、それ、私はあんたのことなんか大っ嫌い
それでも俺は
もううるさい、うるさい、うるさい
それでも俺は君のことを忘れない、約束するいつまでも君を好きでいると
君の泣き顔も素敵だ、君の笑う顔もたまらなく好きだ、君の全てが愛おしくて、たまらなくて仕方がない、自信がある、もし君が老婆になっても、どんな姿になっても、例え君が男になったとしても絶対に君を愛すよ
走り抜ける彼女に向ってそう叫ぶ。彼女が僕のもとに戻ってくるまで待とう、この場所で
愛しき科学と私の心 トマト @yuutotomato
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