第40話
このままじゃ先輩と人魚が再会してハッピーエンドだ。
僕からみればただのバッドエンドなのに。
わかってた。クソ店長からこの話を聞かされた時点で多分先輩と人魚が幸せになる。ってずっと考えてた。
だけど、実際にこの道。選んでしまっては後悔しかなかった。
「んも〜アオバはカワイイ顔してるんだからムスっとしないの!」
クソ店長はいつも通りクスクス笑う。
「当たり前でしょう。、僕は、あんな人魚たちよりも、何倍もっ、ずぅーっとずぅーーっと美しいんです。っ、、、からっ。」
ぼとぼとと涙がこぼれ落ちてきているような気がした。
「んもー。そもそも何でアオバは咲花君に執着するのよ?」
クソ店長は文面では面倒そうだけれど、声色は優しく寄り添うようにして聞いてくれた。
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