第15話
「えぇ...アンテルっ....。」
また今日もフルールが涙声で話しかけてくる。
あぁ、これがもう日常だ。
プライド女とプライド男と友達Dとテネブルは.....もう空気だな。うん。
それ以下でも、それ以上でもないいや、強いていうなら厨二病の風味はあるかもしれない。
そして、フルールは不憫枠、んなことないか。
それで、最後にこの私。
「まぁフルールの言い方もあれだったんじゃない?」
リーヴァはフルールに慰めるようにする。
......リーヴァはいつもの仲裁をしてくれるそぶりをみせる。
それが実際に仲裁になっているのか、それはまぁ人にもよるけれど。
今回の場合はただリーヴァが仲裁している自分に浸りたいようにもみえるけど。
「んまぁ、ペティはキレやすいからね!」
クルシエはふふっと笑いながら言う。
クルシエは頭が悪くて、友人Dでも、そこそこ空気の読めるやつでそれでいて一番扱いやすいやつなのだ。
「ふぅん。」
リーヴァはさっきの台詞をなぞるようにまたため息を残した。
...もうbotかよ、
恐らくリーヴァはクルシエの言葉が気にくわないのだろう。
まるで自身の言葉が否定されたように感じて。
やっぱりこいつが一番精神年齢が大人だってのは嘘なのかもしれない。
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