第8話

これもまた、いつかの出来事。

皆でいつもの如く愉しく、時を歩んでいたときのお話。

まぁこんな言い方をする機会なんてほとんどないのだけれど。

ペティに成長期が訪れるくらいの確率でしか言わないのだろう。

つまり、もう今回以降はないと、


「ねぇ聞いて!!!問1から問6までアンテルと回答まったく一緒だったの!!!ついに私の時代到来かな?!」


仮にそれでフルールの時代到来なら私も答え一緒だし........

それでも、フルールが嬉しそうに言うもんだから私はなにも言わないことにした。

まぁ、私はリーヴァやペティと違って空気の読める人だから。


そして、その横でうなだれるテネブルとリーヴァ。

あぁ、何があったのか容易に想像できる。

この二人はおそらくまったく別の回答を導き出したのであろう。


テネブルは全体的に点はとれているといえど、それでもやっぱり「現代語」が苦手なようだった。

まぁ?いくら私よりも下だと言ったって、別に平均点はとれているのだけれどね。


私より低いけれど。

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