第7話

私と、イツメン6人とのいつもの毎日。

この6人で絡み始めたキッカケは、一体なんだったんだろうか。

思い出せない。でも、この6人で過ごす毎日は、ただただ無条件に楽しかった。


「みてーーーー!!!アンテルのすきなネコ〜〜〜!!!」


学園内で6人でうろうろしていると、フルールが声を上げた。

にゃーにゃー。と、か細く可愛らしく、それはもうとてつもなく愛らしく鳴くネコ。


「かっ......かわいいっ.....。」


こーやってみんながみんな、お互いの好きなものを理解していたし、ここの6人で過ごした思い出は、今までのも私の中には色濃く残っているし、きっとこれからも濃く、私の中に残り続けるだろう。

まるで、呪いのように。

でも、とても幸せで、いつか全てが夢だったのかように消え去ってしまうんじゃないかなんて不安がある。

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