愛の棲家
膣内から引き抜くと、精液が逆流してシーツと太腿を汚した。太腿の柔らかいところには、御形が肌を吸い上げ残した跡があった。
華奢だが丸みを帯びる腰から、内臓が入ってるのか心配になる薄い腹をゆっくりと撫でた。
雛月の体はまた熱くなる。
抱かれた後の体は、触れられるだけで反応してしまう程、感度が高められていた。
御形は汗で張り付いた、雛月の髪を横に分け耳に掛けてやる。
指先が耳を掠め、雛月は熱い吐息を吐いた。
額に唇を落とし、リップ音を鳴らす。頬に手を添え唇を重ね、御形は角度を変え啄む。
隙間から舌を入れ絡めると、唾液が水音を立て耳を犯した。
「もう一回しよ?ね、お願い。」
御形のお強請りに、雛月は首筋に腕を回し答えた。
夜が開け朝が来るまで、まだ時間はたっぷりとあった。
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