第4話


憂鬱な朝。


吐き気で食べ物が通らない。


「食べないの?大丈夫?」


割と過保護な母親は、すごい心配していたのを覚えている。


「今日は…うん、食べたくない。」


「食べれるようになったら言いなさい。

ほら、学校よ。」



「…行ってきます。」


母親には、黒板消しで叩かれた鞄を隠して


学校という地獄へ向かった。




本当に怖い。


どうしよう。



ふらふらがとまらなかった。



今でも、涙が出る。

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