第3話


美樹ちゃんという女の子が、今凄い悲惨な虐めに遭っていた。


そこに私は止めに入ったんだ。


「やめなよ…」


か細い声で、30人が輪ゴムを指で飛ばすゲームの手を止めた。


「次はお前かなー」




頭の思考回路が止まった。


ああ、次は私の番なんだと。


奈落の底に落とされる、そんな気がした。



怖い、怖い、怖い。


何をされるのか、もう検討はついていたけど



何もかもから抜け出したかった。


そんな地獄が待っていた。

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