第11話 とんでもなく強い魔法?
「スヤァ…」
「はぁ…」
結局寝れずに現在時刻10時を回った。
カーテンと
「ん…おはよう…」
どうやら起こしてしまったようだ。
「あぁおはよう…」
ちょうど同じくして、
「よっ!お二人さん。昨日はよく寝れたか〜?」
と
「幸ちゃん…おはよう…」
葵はまだ寝ぼけてるのか赤面すら見せず、
「幸介、昨日はよくも!」
「まあまあいいじゃないか〜仲も育めたんだし…それより…」
と続けて
「今日は昨日の
そうだった。
「そうと決まれば、朝食食べて出発するか〜」
「おーい葵さ〜ん、朝やで〜」
二度寝を決め込もうとする葵を止めて、昨日店で買っておいたくりーむパンを食べる。
どうやらこちらの世界ではくりーむパンの中身はカスタードクリームではなく、ホイップクリームらしい。甘党の葵は寝起きにも関わらず、すぐに完食。幸介も同じく甘党で僕よりも早く食べ終わる。
「それにしても朝から生クリームはきつくないか…?よく食べれるなぁ…」
とブラックコーヒーを片手に、くりーむパンを食べる。
更に欲しそうな目をしている二人に四分の一ずつ分け、無事完食した。
宿屋をチャックアウトして、必要な装備を少しヒューベルクさんの店で購入することにした。
「ヒューベルクさんおはよ〜」
葵が真っ先に挨拶をし、奥の本棚へ消えていく。
「あぁ…君たちかいらっしゃい。」
「「昨日はありがとうございました!」」
「そんな気にせんでもええのに…ところで今日は何を買いに?」
「とりあえず
「今からどっかに冒険行く感じか?」
「そう!今からポータルを…」
と全部言おうとした幸介を止める。そして小声で
「あんまり言わないほうがいいんじゃないか…?」
「それもそうか…混乱をきたすかも知れないもんな…」
「今からあの洞窟のボスを倒しに行くんだ」
と言い直した。
するとヒューベルクさんは、何か小声で
そのことを特段気にすることもなく、いつもの治癒ポーションと新しい魔導書を購入
した。
「はいまいどあり〜。おまけつけとくよ」
なんか商店街にでもいそうなおっちゃんだなぁと思ってしまった。
「気ぃつけてや〜?」
ヒューベルクさんの店を立ち去り、昨日と同じ道を辿る。
「ここか…」
幸介が指を指す。
「”みや”いける?」
葵は僕を揺すっている
「あぁ…問題ない、早く行って現世へ帰ろ…う」
「よっしゃぁ!気合出してくぞ!」
道の途中までは昨日敵をある程度倒しておいたので、あまりいなかったが、ポータル
のあったボス部屋を過ぎて、深層に向かうに連れて、敵の数が増えていく。
「弱い敵でも数が多いときついなぁ…」
そう呟くと…
「じゃあ…ちょっとふたりとも後ろに下がって」
と葵が言って魔法を唱える!
「ブラストアロー!」
――ブラストアローとはその名前の通り、爆発する矢を意味しており、直線的かつ広範囲に大ダメージを与えられる中級魔法である。ちなみにミニ
すると大きな緑色の矢が出現し、その矢が
「「おぉ…」」
「どぉ?さっき魔導書見て覚えたんよ〜」
天才かな…?そう思った。
「威力やばいって…」
幸介が
「どやぁ〜」
葵の
「深層って聞いてたけど思ったより手強くなかったな〜」
幸介にツッコむ。
「おいっ!僕らなんもやってないぞ…?」
「えっ!?…葵パイセン…
「とりあえずこの
と僕らをほとんどガン無視で、ボスのゲートを開けるのだった。
<あとがき>
小説をいつもありがとうございます。
作者こと
誰かさんに感化(?)されて始めてみました。
完全に初心者なので(文章書くのは読書感想文以来…)
読みにくい
週2~5投稿予定です。(ほぼその日の気分次第…)
次回作もお楽しみに!!
☆☆☆
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