第05話 急げ!
「それじゃっ!行くか」
しかし、勢いがあったのははじめだけで、ほんの数分ですでに歩いていた。
「いやぁ…元ひきこもりには全力ダッシュはしんどいぜ…」
「今もだろっ」
とすかさずツッコミを入れておく
「おいっ!そこ!
「まじかこいつ…」
「その反応傷つくからやめて…まあでもほら、今はこうやって
確かにそうだ。昔はゲームだけが友人とか言ってたやつが元気に登校している。
「ふたりとも遅いよ〜〜!置いてっちゃうよ?」
と
「葵、元気ありすぎだろ…」
自分で言うのもなんだが、体育だけはできると
上がいると思い知らされた。
「じゃあそろそろ走るか…」
本格的にこのままだと間に合わなさそうだと思い、そう言うと
「ちょっ…待って…くれ…」
肩で息をしている幸介が静止をかけてきた。
「でも、このままじゃ遅刻するぞ?」
「うっ…確かに」
そこでちょっと立ち止まった後、
「俺を置いて先にいけ!!」
「…」
「…」
「おっ、お前を置いていけるわけ無いだろぉ!」
「大丈夫だ…絶対に追いつく!だから俺を信じろ!」
「こ…こうすけぇぇー!」
「「すみません。失礼します。」」
結果から言うと、僕と幸介は遅刻していた。
あのあと、1分くらい頑張ってみたのだが、またしてもすぐにバテてしまった。
学校には、”遅刻してしまった者は職員室に寄らないといけない”という校則があるの
で、今職員室にいる。
「次から遅刻しないように」
担当の教師からそう言われ、自教室へと戻る。
「どーでもいいんだけどさ、遅刻しときに授業中の教室に入ると視線が集まるの
よなぁ」
「ものすごくわかるわぁ〜」
二人で小声で雑談を交わしながら
そして自教室にたどり着き、
ガラガラガラ…
「すみません…遅刻した
「同じく
教室を見渡すと葵が座っていた。
どうやら間に合ったらしい…(なんでだよ)
「仲野と宮﨑ね。はい、とりあえず席について。えーとっ次の問題は…」
担任が
「葵さんや…」
休み時間になり、葵に話しかけに行く。
「どうやって間に合ったんだっ!?」
「えぇ〜それ聞いちゃう?」
「気になるだろ〜!」
横から、授業中ずっとぐったりとしていた
「まぁ私体育できるからかな〜」
確かに、体育のテストの点数が良いのは知ってたのだが、実技もできるのか…
「まぁ一つ言えることは誰かさんみたいに
葵はこちらを振り向き、ニヤニヤしている。ちなみにこの一言はダブルキルになるの
だった。
3限目が終わり、
僕は手作りよりもコンビニ弁当の割合が多いのだが…
「はい!”みや”の!」
と葵が弁当を渡してきた。
「おっ?
幸介も葵からもらったであろう弁当を持ちながらいつも通りちょっかいをかけてき
た。
「お前ももらってるじゃねぇか!」
「バ…バレたか…」
「そりゃあその
「それもそうだな〜!よし弁当早く食べようぜ〜」
「今日はどこで食べるんだ?」
いつも3人で食べる時はその時のじゃんけんで勝った人が場所を決めるという
ルールがある。
「じゃあ
「私は負けないよ!」
「今日こそは勝つ!」
ちなみに今までの
「それじゃあ!せーのっ!」
「「「じゃんけん!ぽん!」」」
<あとがき>
小説をいつもありがとうございます。
作者こと
誰かさんに感化(?)されて始めてみました。
完全に初心者なので(文章書くのは読書感想文以来…)
読みにくい
週2~5投稿予定です。(ほぼその日の気分次第…)
次回作もお楽しみに!!
☆☆☆
5話ごとにちょっとした
思っていた以上の
本当にありがとうございますm(_ _)m
最近はリアルの方が
基本的には当日7時までに
もし何か質問とかわからない所あれば気軽にコメントにどうぞ!
また次回で!(土曜日くらいに出せたらなぁ...)
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