第4話
女の子を助けたその日。とりあえず保険室に行く膝擦りむいちゃったからね。この学校は共学の高校です。
それにしても可愛い子だったなあ。
あっーそうだ思い出した。アイドルの子だ。と言ってもまだ歌ってみた位しか動画無かったはずだ。名前はええと誰だっけ
むむむそうだ思い出した光だ。
さすがに本名じゃないと思うけど。うちの学校の生徒だったのか。保険の先生(女)に声をかけられた。
「お手柄だったな、獅子道」
「当然の事をしたまでですよ」
「ああその通りだ」
複雑な顔してる。
「どうしました」
「何でもない杞憂なら良いんだ」
?
「どうしました?」
「まず心停止の場合1秒でも早くAEDを使う必要がある」
「はい」
「セクハラどうこうとか裸がどうこうとか気にする余裕がある訳ないそうだな」
「はい」
「このためブレザーのボタン外し蝶ネクタイを
緩めワイシャツのボタンを全部外しブラジャーは外さずパット付けた。問題ある訳ないそうだな」
「はい」
「パット付けた後君のブレザーを掛けてやり完璧に配慮された美しい処置が取られていた。」
「ありがとうございます」
「私が着いた時処置は終わっていたし私を待っていたら手遅れだったかもしれない」
「はい」
「何も問題ないはずなのだがあ」
「どうしました」
「問題扱いする連中がいるんだ」
あああ
「大丈夫でしょうか」
「わからん訴えられたら証言してやる」
ふ、不安だとりあえず図書館で本でも読んで
るか。
「それにしても君の方は軽傷ですんで良かった」
「頑丈ですから」
まあ相手も足でブレーキしてたし速度が緩まったから大丈夫だったんだろ。
数日後
あの子が来た。
「先日は助けていただきありがとうございます。それとお怪我させてしまいすいません」
良かった普通の子だ
「良かった相手が女の子で私ブルーローズさんのファンなんです」
ん???なんか間違われてる。
「私が女の子じゃなかったらどうしてたの」
「そりゃあ訴えますよワイシャツのボタン全部はずす必要無かったでしょ。女の子を男が脱がすなんて性的搾取じゃないですか」
やべーやつだったけど私が女の子だったからセーフせふセフ。マジ助かった。今だけ今だけ女の子でいさせてください。
「それは良かったね」
「あのサイン下さい」
この流れでそれ頼むか普通?と思いつつ書いいてあげる
「ありがとうございます」
もう会う事も無いだろう。
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