第26話

 今は、それよりも…

 ね……?」


「…っあッ…はァッ……!」


 哲は、ヴィオラの弓を手放した。


 ノゾムは、会心の笑みを浮かべ、彼の左手からヴィオラを離し、床に置くと―彼の首錠を、鎖に繋いだ。


「!?」


「さあ…服、脱いで?

 ちゃんと調べて置かなきゃね…君の肉体からだ


「!!

 や―」


「―殺るよ?」


「!!!」


 ノゾムは、己の頸元を示す……


「………」


 一瞬…油断して仕舞った……

 コイツが普通じゃないのは…分かってるのに……!?


「ふふふっ…そう、そう…全部ね…?

 最初は、恥ずかしいだろうから…四つん這いで、御尻上げて見せて……」

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