第6話

 これ以上愛娘に、切ない涙を流させたくない……


「…仕方無いな(嘆)。


 いいか?

 桜…


 こいつは…

 『スーパーサイボーグ』にする」


「!!」


「故に、私は『製造責任者』として…

 こいつを完璧に『管理』する『義務』が生じる訳だ……


 分かるな?」


「…はい…」


「従って、こいつは…

 この私の『息子』になる」


「えッ…!?」


「フ…

 無論、お前の『兄』としてではなく―『許婚いいなずけ』にする、心積もりだ。


 私としては、苦渋の選択だが…


 お前が一生苦しむのには、耐えられない……」

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