第4話

「―救命してみせましょう?

 全ての責任は、この私に」


「秋野博士せんせいが、そこ迄仰有るなら…(汗)」


「感謝します。


 桜!

 準備しなさい…


 彼を連れて、うちに帰るぞ?」


「パパ…

 ありがとう…!」


 槇太郎は少年の死体を、ひつぎの様な密閉容器に納め―その内部を、瞬時に氷結させた。


 然り―彼は、サイバネティックスの分野では高名な―天才科学者・Dr.ドクター秋野、その人であったのだ…!



 秋野邸の敷地に在る、槇太郎の研究棟ラボ内―


 ピコン…ピコン…ピコン…

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