第46話

 見付けたんです……!」


「……らしい、ね……」


 祈は、嬉しかった…


 七年前の別れは、必然だったのだ……


 微笑む彼女を見る、鋭知の顔が…見る見る赤くなった。


「…鋭知さん…?」


 唐突に彼は、くるりと彼女に背を向けて―気恥ずかしそうに、った。


「そう思ったら…


 男って…

 単純ですよね…?


 あなたに…

 会いたくて……!」


「……?」


 照れ笑いをする、鋭知…


 彼は、祈に打ち明ける。


「実は、ですね……(含羞)」



「…だから、言ったでしょ?

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