第18話

 そんな風に、彼女に見透かされているとも知らず―鋭知は、ぶっきらぼうに云う。


「あんたもビビって…傷口をひらかせるなよな?(微苦笑)


 ま…大風呂敷みたいに伸ばされちまっても…俺の腹の皮は、結構厚いけどさ(苦笑)。


 おかゆ、食うか?

 …ほらっ」


 既にセッティングされていた、軽食―鋭知は、蓮華を差し入れた粥の器を、祈に差し出す…


「………

 ~~~(困惑)」


「…そ、だな(溜息)。


 ほら…

 口、開けろ…?」


 彼は蓮華で粥を掬い、小さく開かれた祈の口へと、それを運んだ。


「…ありがとう…(照)」

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