第126話

「……チッ…シカトか―

 !

 バックレる気か?

 箱崎……


 ……確信犯だろ…

 まあ、貸しといてやるよ?

 覚えとけ…

 じゃ、な!」


 ピッ。


「聞こえただろ?

 第七曲…


 メイン担当のアルモニカ奏者が、ドタキャンしちまった…

 今日は、此処迄だな?」


 一気に緩む、場の空気……


 天降は冷笑して、云い添えた。


「次の重奏アンサンブルは…

 欧米ツアー後か……


 俺は日本ここで、ピアノ独奏会リサイタルの日々なんで、関係無いけど…


 御前等…

 身体からだには気を付けろよ……?」

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