第125話

「!!


 じゃ…

 天降さんは……!?」


「……人知れず、作野先輩から盗んだ曲を…


 彼の弟に弾かせてるんだ……!!」


「……ひどい……」


「……!」


 和嶋は、携帯端末を手にし―ボイスレコーダーを操作し始めた。


「和嶋さん―」


「作野先輩に、聴いて貰えば…確かめられる筈だ……!


 俺が…

 先輩に代わって、告発してやる……


 天降の盗用が、表沙汰になれば…


 奴の過去の闇も、暴き出されて行くだろう……!」


「……ええ……!」


 彼の義憤に、周も同感し…真顔で頷いた……。



 TRRRR…TRRRR……

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