第118話
ヴァイオリン奏者の一人・西風が、ドアから出て行くと―ヴィオラ奏者の淡海も、スッと席を
「Me too…
頑張れよ?
明ちゃん……」
「うん、哲ちゃん……」
背中越しに右手を上げる、淡海を見送り…明良は、ステージを顧みた。
コントラバス奏者の
「そうだ…
その音を、俺に寄越せ……
響かせてやるよ…
俺の音で……!」
己の奏でる音に陶酔し…恍惚の表情を浮かべる天降……
「……奏ちゃん……」
「周君…
天降に、負けてないな……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。