第96話
天才に認められて、やっと…
悩み続けた
「ヒメ……」
「正直…
あたしは、サクノのパートナーとして…
天降さんは、信用出来ない……
でも…
サクノが心の底から、チェロの音を楽しめる様になれたら……
大丈夫だよ?
きっと…
何もかも…
上手く行くから……!」
「ヒメ……!」
明良と来未は、ローテーブル越しに―希望の涙で頬を濡らしながら、笑顔で
「…可愛い奴だ?明良…」
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