第93話
明良は、新しい楽譜の束に視線を落とし…其等を手に取って、並べ始めた……
「何―」
〝動物の謝肉祭〟
「!?」
〝第一曲「序奏と獅子王の行進曲」〟
「サクノ…
これ……?」
四曲目…七曲目…十曲目……
〝第十一曲「ピアニスト」〟
「………」
〝第十二曲「化石」〟
それは彼が、長年封印して来た組曲の、チェロパートを含む譜面であった。
「サクノ……」
「………」
〝第十四曲「終曲」〟
「……」
「………」
矢張、例の十三番目の曲は…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。