第10話 【MOVIE2】ハ〆●り

「どうしたんですか!? にーに!?」


「真衣。俺はたった今、ヤングドーナツを食べないと死ぬ病にかかった」


「……は?」


「だから、ちょっと駄菓子屋まで行って買ってきてくれないか」


「……意味分からないですけど、にーにが買いに行けばいい話なのでは!?」


「高校生になると一人で駄菓子屋は入りにくいの! この気持ち分かって!」


「じゃあ、真衣と一緒に行くのじゃダメですか~?」


 ……さすが我が妹。手強いぜ。


「……ううっ」


 俺はまた腹を抑えた。



「……は、なんですか」



 ジト目で俺を睨む真衣。

 大丈夫!?ぐらい言ってよ……。



「俺は今、駄菓子屋のおばちゃんと話すと死――」



「あー、もう! 分かりましたから! !?」



「は?」



「ちゃんと終わったらファブリーズかけといてくださいねっ」



 そう言うと真衣は出かけて行った。



 兄貴を何だと思ってんだ……。



 まぁいい。

これで邪魔者は排除した。


 俺は間切に習った通りOBSを起動してウェブカメをソースに追加した。


 ……間切がウェブカメを忘れていってくれたのが幸いしたな。


 これで準備オーケーだ。



 俺は『録画開始』を押す。


 炎上を利用するってのは……


 つまり、こういうことだろ!!



「お、おはつ! 今日からYouTuberデビューしたぜ!」


「今、炎上してる間切こももっているじゃん!?」





!? !?



「フハハ!!」


「て、てめえらが画面の向こうでどんな面してるか想像しただけで笑いが止まんねーぜ!」





「『』って!?




 録画終了。

 正直、疲れた。


「自分を作るのって大変なんだな……」


 間切の話だと、この後『援交えんこう・ド』とやらが必要らしいが……



 を要求されるのか不安になった俺は、Googleに『YouTube 援交えんこう・ド どんな』といれようとしたその時だった。


 検索の候補に『YouTube エンコード』と表示されたのだった!


 反射的に候補を押すと検索結果に『YouTubeで高画質・高音質で投稿する時のエンコード設定』という名のサイトが表示された。


「高画質? 高音質?」


 そのサイトを開くと、俺は全てを察した。


 どうやら、援交・ド改めエンコードとは、俺の考えていた汚らわしいものとは遠い存在で、動画をYouTube側に適応させる為に動画を変換することらしい。



 身体売らずにすんで良かったぁ……。


 俺はほっとため息をこぼす。


 サイトの通りに設定を終えると、俺はエンコードを開始。

 動画の時間が短いからか、すぐにエンコードは終了した。


「いよいよ投稿だ!」


 俺はYouTubeの登録を終え、チャンネルを作成した。

(デデデデッデーン!(ドラクエのSEが流れる))


 機械音痴のお前によく出来たなって?


 元々持ってたGoogleアカウントでなりゆきで操作していたら、以外と簡単にチャンネルを作れた。

(たぶんマグレ)


 作った動画をD&Dドラッグ&ドロップして、俺は無事YouTubeに初の動画投稿を終えた。

――――――――――――――――――――

あとがき

ワンポイント秘話


結人「こももちゃんね...あとで思い出して抜いてやらないこともな・・・やっぱやめた!!」


作者「顔の良いクラスメイトと話したら抜きたくなるけど、抜いてしまったら罪悪感に駆られるから我慢する病にかかっておるな、結人。」


「結人と同じ状況なら、、、」「抜かない俺は!!」「読者を作者と一緒にすんな!!」

   と思った方は、フォロー、★評価をよろしくお願いします。


どれも感謝ですが、評価、フォロー、応援の順で嬉しいです。

-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:-+:-+:-+

まだ押してないよ! めんどいんだよ!

https://kakuyomu.jp/works/16818093086100014766

お忙しい中恐縮ですが、↑からフォローだけでも構いませんので(本音は⭐️も)頂けると、とてもありがたいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る