第6話

 其処で、全てが断たれた。


 突如現れた暴走族連中が、二人を取り囲み―


 彼等に強か殴られた実は、地面へと転がされ…


 彼等に押し倒された仄香は、着衣を引き千切ちぎられた。


「嫌ァ―…ッ!?」


「藤壺さんッ!?」


「チッ…ビンボーバカップルかよ?(溜息)」

「二人合わせても、有り金2,100円ぽっち…」

「でも、このスケはナカナカ…?」


めろォーッ!?」


 既に引き離されて仕舞っていた、実と仄香…


 必死の想いで彼は、彼女へと近付こうとしたが―


 族連中の暴行に阻まれて、叶わず―

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