「七菜の誕生日…

　俺達の、結婚記念日迄は…

　絶対…

　七菜には、秘密な？」

「はいはい…♪」

「さてと。

　自転車（チャリ）で店、回って…品物、卸して来るわ……」

「今日は、結構多いわよ…自動車（クルマ）にしたら？」

「自転車（チャリ）の方が、小回り利くだろ？大丈夫…

　それよか、大金貰うから…そっち対策、しないとな？」

　ストライプのクレリックシャツと厚手のパンツに、前掛（エプロン）…何時もの作業スタイルの腰に、ベルトポーチを帯びた佳一は、自転車の前籠と後（うしろ）の荷台に、商品を梱包した箱を積み上げた。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい