第3話
「結婚詐欺を働いた罪で、入所して来た時には、軽薄そのものな
「…恐縮です……(恥)」
佳一は含羞んで、刑務官に応えた。
「私は…無知で、不勉強でした……
告発を受けて、思い知りました……
迷った捨猫が、拾われた先の女性に、爪を立て…
彼女の温情に、
「…その通りだ。
君が勝手に、『ジゴロ』を気取った所で…訴えられたら、犯罪になるんだ……
まあ、君は…キチンと男の誠意を示したがな?」
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