第39話

「…車が好きで…優しくて…愛の証を、示してくれたの……


 『婚姻届』よ…?


 あなたは、あの日も、ちゃんと持ってて……


 赤ちゃんは、10週目で…色々迷ったけど……


 私は、その届書に、私の事を記して…区役所に出して……


 それから…珊瑚が、生まれたの……!」


「……!


 ありがとう……!!」


 そして―純哉は、現実を受け入れ―夫と成り…父と成った。


 更には、有砂の両親とも、和解出来た。

 今では二人共、天涯孤独だった純哉を、実の息子の様に、気遣ってくれている…。

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