第20話
いつだって…こんな風なのに…?」
「…いいの。
それでも…
私は、唯…
純ちゃんが…欲しいだけ…!」
「う…
あ…りさっ…!」
純哉は、右の二の腕と左腕で、有砂の体にしがみ付く…有砂は、彼に償う様に云った。
「…体外受精…頑張ってみよう…?」
「…えっ…?」
純哉はハッとして、有砂を見る―彼女は、敢えて笑顔で、彼に応えた。
「あなたが、『子供を育てよう』って、言ってくれて…
うれしい…!」
「有砂さん…!
…うん…
うん……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。