第48話

 量大の父は、居間のローテーブル前へと移動し…量大は、サイドボードの上で、ティーセットの用意をしながら、口を開く……


「紅茶とクッキー…新しいのが在って、良かったよ……


 はい…どうぞ?」


「ああ…戴こうか?


 御前の店…概ね、順調の様だな?

 商売繁盛で…何よりだ。


 御前が私に、職人になりたいと云って、頭を下げ続けた時には…どうせ酔狂だと、鼻にも引っ掛けなかったが……

 今では、すっかり…いい職人の顔になったな?」


「あ…

 有難う……


 御父さんに、誉められると…

 凄く、照れ臭いな?(含羞)」

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