第15話

「コユキ…

 カズに、公開処刑!(汗)」

「逃げ切れよ!?カズ♪」


 二人は、追い掛けっこの果て―次の車輛との、連結部前迄来た。


「…アンタ、最低…(怒)

 もう…電車通学、出来ない……(滅)」


「フ…

 オマエ、あんな声出せるんじゃん?


 意外とカワイイトコ、あるんだな…?」


「又…

 何、笑ってるのよ?(怒)


 いい加減―」


 小雪の言葉は、其処で途切れた。


 突如―空間が回転し、歪む感覚と衝撃が、彼女を襲う……


 一瞬後―小雪の意識は、闇に投げ出された……。

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