第8話

 そして、その白い素肌には不似合いな…敢えて彼が遺している、複数の刺青タトゥー……


「大嫌いだった、この刺青も…

 貴方達の…大切な想い出だって事、私は知ってる……


 だから…

 今は、好きよ……?」


「小雪さん…!」


 小雪の両の手が、量大の肩越しに、彼の背中を抱き締める……。

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