第65話

「『周 奏逸朗』の人生なんて…どうでもいいんだ…!


 君がいない…

 そんな人生……!


 う…うっ…」


 そうだ…

 最初に、そうする可きだった……


「…僕は、全てを君に打ち明けてっ…!


 『東 惣一郎』に戻って…

 何もかも、終えるんだっ……!


 ぐっ…うっ…は…」


 奏逸朗は、独り呻き…哭いた……。

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