第17話

 …結婚して…くれませんか…?」


「…!」


「何も、云わないで…!?


 もしも…

 こんな僕で…良かったら……!」


 奏逸朗の求婚プロポーズに、花音は驚き…涙を零しつつ、彼に微笑んで答えた。


「…うん…!」


「あ…!

 ありがとうっ…!


 ありがとう…!」


 頷く彼女に、奏逸朗も又…涙を流しながら、微笑った……。



 二人だけの、ささやかな結婚式…

 そして…初めての、二人だけの夜……


「…奏逸朗さん…!?


 勃ってる…!」


「あ…!?」

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