第15話
花音は少しずつ、自分の過去を、奏逸朗に話す様になり…遂に、彼に
「私…赤ちゃんが、産めないの……」
「!!」
「14で…子宮を摘出して……
みんな…諦めた……」
「…!」
「こんな所でも、他のコは…夢を叶える為に、頑張ってるよ…?
学校行ったり、結婚したり…
でも、私には…何も無い……!
うっ…う……」
告白する内に、想いが溢れ…花音は、嗚咽する……
その時―
「うっ…くっ…!」
「―!?」
花音は、驚いた。
奏逸朗が、泣いている…彼女の為に、泣いてくれている……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。