第7話

 入社二年目で、既に「主任」のポストに着いて、上司・部下の信頼も厚い…宇多子の恋人。


「又…バイオラボが、ダントツトップね…?」

「時間外?不名誉記録、更新かぁ…ふぅ」

 笑い合う、二人…英智が携帯端末を宇多子に示す―


「…でも…『チャージ』したいな?


 駄目?」


「ううん…?」


 宇多子の答えに、英智はニッコリ笑い―何時もの様にインターネットで、ホテルをルームチャージした。


 宇多子と英智が両想いになったのは、つい先日…想定外に積極的だった彼に誘われて以来、二人は逢瀬の度に、体を重ねている……

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