十年後~愛ゆえの、告白~

第6話

 十年後―宇多子は、一部上場企業・東都興業の、総務課事務職員として、幸せな毎日を送っていた。

 そして、一番の幸福しあわせは……


「草笛さん。勤務表を…」


「…江内こうちくん……」


「いつも、お疲れ様」


 江内 英智ひでとし。名門中の名門・東都理科大学大学院卒業で、在学中には「Mr.東理大」にも選ばれた―才色兼備の青年。


 優秀な研究職員で、しかも気配りが出来る人格者。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る