第8話

 そんな大胆な一面があった英智…プロポーズも、衒い無かった。


「宇多ちゃんが、欲しい…


 ずっと、僕だけの物にしたいんだ……」


「英智くん…」


「愛される喜びを、与えて上げたい……


 僕と…結婚して下さい……!」


「…!」


「…なんて、ピロートークじゃ…想いは伝わらないか、な……?」


 ベッドの上で、戯ける英智…しかし、そのは、揺れていない……


 宇多子は、迷ったが―打ち明けていた。


「…私…保護処分を受けた女なの……15…高校一年の時に……」


「……よく、話してくれたね……

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