『プレートテクトニアン』

『プレートテクトニアン』

技師長

　『うわあ〰️〰️〰️🥱　ひまだなあ。おいおい、今夜、らーめん食いにゆくかい。たまには、地上昇降エレベーターの試運転をしなくては。』

技師補助

　『いいっすね。神戸にゆきますか。』

技師長

　『こうべね。神戸なら、駅チカのやきそばもいいな。』

技師補助

　『両方とも行きましょう。視察ということで。人類スーツを用意します。男女にしますか？』

技師長

　『もち。おいらは、美女にしよう。経費で落とそう。』

　しかし、ふたりのプレートテクトニアンのおろかな企みは、脆くも崩れたのである。

　『ﾊﾞ、ば、ば、バガン‼️　けいほ〰️〰️〰️☺️けいほ〰️〰️〰️☺️超越きょだいけいほ〰️〰️〰️😱』

技師長

　『なんだ？　超越きょだいけいほ〰️〰️〰️。そんなの、6600万年ぶりだぞ。』

技師補助

　『もしかして、恐竜絶滅とか？』

技師長

　『ああ。うんだなもしなあ。コンピューター、なにが問題か答えよ❗』

地球コンピューター

　『プレートテクトニクスシステムが、暴走開始。制御不能。』

技師長

　『なんと。原因を探せ！』

地球コンピューター

　『南太平洋でのなぞの巨大爆発が引き金ですが、核爆弾ではない。おそらく、分子破壊爆弾です。連鎖反応が起こったようで、システムがびっくりして暴走したようです。』

技師長

　『地球人類が作ったのか？』

地球コンピューター

　『たぶん。しかし、そのような兆候は無かったのですが。独立独歩の何者かがやったのかも。』

技師長

　『何とかして止めろ！』

地球コンピューター

　『やっていますが、全体が急激に動き出すということは、想定外です。』

技師補助

　『あちゃー。こりゃ、たいへんだ。』

　　　　😭😭😭😭😭😭

国土大臣

　『わわわわわわ、どうなってる？』

シポク科学特命大臣

　『信じられない。地球のプレートがめちゃくちゃに動いています。しかも、超高速に。』

国土大臣

『きみ、飲み過ぎてないか？』

シポク科学特命大臣

『いえ。でも、あなたは、クルマよいしてます。』

国土大臣

『わわわわわわわあ。どうなる？』

シポク科学特命大臣

『あちこちで、衝突が起こり、大地は張り裂け、火山が吹き出し、想像外の津波が起こり、地球は丸焼けで、生物の大部分は絶滅でしょう。』

国土大臣

　『なんとかしたまえ。』

シポク科学特命大臣

　『むり。』

国土大臣

　『きみなあ、給料だけもらって済むと思うなよなあ！　やましんだって無給なんだから。』

シポク科学特命大臣

　『そりゃ。あなたも同じ。』

国土大臣

　『ぶ。あわわ、シェルターに降りるぞ。』

シポク科学特命大臣

　『無意味なことを。』

国土大臣

　　……シェルターに、消える。

シポク科学特命大臣

　『おろかなことをするなあ。シェルターはすぐに潰れるだろう。さて、首相に連絡するか。ついに、理想社会が来るぞ。ふふふふふふふ。』

電話

　『首相の電話です。』

シポク科学特命大臣

　『あら、なんで、セキュリティーの、あやしまさんが出るの？』

あやしまさん

　『いやあ、なんか計算と違うとか言って、さっさと側近と宇宙ステーションに逃げたよ。止めるまもない。』

シポク科学特命大臣

　『ぶっ。あれほど、ダイジョブだと言っといたのになあ。見破られたか。さすがは、勘は鋭いな。』

あやしまさん

　『どする？　やめるか？』

シポク科学特命大臣

　『やめたら、犯行を認めるようなものだ。』

あやしまさん

　『まあな。ありゃ、なんか、おかしいな。動きが収まってきたような。』

シポク科学特命大臣

　『まずい。ずらかるぜ。』

　　😡😡😡😡😡😡😡😡

技師長

　『やれやれ、だめかと、思ったが、アトラス装置がまだ作動したよ。運が良かった。』

技師補助

　『地球創世以来ですか。』

技師長

　『ああ。むかし、まだ、脆かった地球を、支えていたんだ。とっくに耐用年数は過ぎてるが、宇宙に捨てなくて良かった。』

技師補助

　『いま、ヨコ・ドリ星人の工作員がふたり逮捕されました。地球人に化けていたようです。他にもいるようです。』

技師長

　『まったく、油断も隙もあったものではないな。ここは、我々の牧場なんだからな。地球は。……長年、大金掛けてるんだから。』

　　　　　　🌏️ﾁｷｭｳﾊﾀﾞﾚﾉﾓﾉ?

　　　　おわり

🐨🐷🐶🐱🐰🐻🐼🐵🐒🐺🐯🐹🐸🐥🐙🐷🐽🐮ぽ🐝🐗🐑🐫🐩🐔