第15話 練習練習練習

自己紹介が終わり、結局、クラブの入部者は

初日の見学者からは増えもせず、減りもせずで、7人のままだ。


今日からはさっそく、練習だ。


まずは、みんなでキャッチボール。

「低く強く」を意識しながら投げることが重要らしい。

よく胸を狙って、ボールを投げる。


それが一段落つくと、


そして、長峰ながみね野尻のじりはピッチャーの練習。

ダットン先輩と鳥羽とば先輩といっしょに

球速アップとピッチングフォームを固めるために、遠投やピッチング練習

と言われるものなどをしていた。


そして、徳田とくだ籾井もみい先輩とマンツーマンで

キャッチャーの練習をしている。

プロテクターなどと言われるものの防具をつけて、

暴投に対応するためにストッピング練習や、

ボールをミートの芯で補給するキャッチング練習

と言われるものをしていた。


田丸ためると僕(早瀬はやせ)と保田やすだはバッティング練習。

他の先輩が総出で教えてくれた。

主に、フォームの安定さやスイングするときに

必要な筋肉を鍛えるために素振りをしたり、

バットコントロールを磨くためのトスバッティングや

高め・低めを打つ時のスイングや、

コースに応じたミートポイントを身に付けるためのティーバッティング

と言われるものなどをした。


貝島かいじま名瀬なせ監督と一緒に

みんなの練習を見て、なにか分析をしているようだった。


今日はこれで活動が終わりだ。


「疲れたぁ〜」

運動部に入ったことがなかった、保田はかなり疲れていた。


僕も、陸上部のときよりかは、使う筋肉が違うので、

少しつかれた。


そして、次の活動日。

今回は主に守備の練習をするらしい。


今日もまずは、みんなでキャッチボール。


また、一段落つくと、


今回はそれぞれ、一塁、二塁、三塁、ホームの位置について、ボール回しをした。

できる限り少ないステップで、

捕球をしたらすぐに投げる、という事を意識して、練習を行った。


次は、内野守備の練習。


最初は内野シートノックと言われるもので、セカンドやサードなどで受けて、

一塁へ送球するところから始め、

中盤からはホームへの送球やゲッツーの練習なども行った。

そして、内野フライノックを行ったが、

こちらは、ボールが思ったよりも風に流されるので、

まぁまぁ難しかった。

自分的にはファーストとサードが得意だった。


最後に、外野守備の練習。

こちらは外野ノックをした。

ボールを取るのはかなり難しいなぁ。


貝島は今日も名瀬監督と一緒に

みんなの練習を見て、なにか分析をしているようだった。


そして、そのような練習を何日かして、

やく、一ヶ月経ち、5月中旬に入ったころ、

名瀬監督が...


「そろそろ、練習試合をするころかな?

んじゃ、早速明日試合な。」


え??

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