第16話 VS芝狗工業高校
相手はどうやら、
春の甲子園予選では2回戦で戦ったところだ。
芝狗工業とは以前から縁があったらしく、
毎年、非公式の新人戦を行っているようだ。
ちなみに、ここでのルールは新入生(新高1)は
全員(投手が重複する場合のみ除く)打席に入れて、
余った分は、すべて新高2で埋めるというルールらしい。
しかも、新入生は投手以外、上位打席(1番〜4番)で固められている。
なので、僕(早瀬)は2番に入っている。
守備はファーストにつくようだ。
この試合のスタメンは以下のような感じだ。
1番バッター
2番バッター
3番バッター
4番バッター
5番バッター
6番バッター
7番バッター
8番バッター
9番バッター
試合開始のサイレンが流れ、
早瀬の初試合が、今、始まる。
まずは、1回表、ラビット学園からの攻撃だ。
1番バッター、田丸
ストレート、フォーク、ストレート、スライダー、カーブと
2ストライク3ボールのフルカウントになったが、
次の高めのスライダーを空振りしてしまった。
空振り三振で1アウト。
ちなみに、相手の変化球の持ち玉は、
シュート、フォーク、カーブ、スライダーだ。
2番バッター、早瀬
いよいよ、初打席だ。
観客はいないもののかなり緊張する。
ストレート、スライダー、と2ストライクまで追い込まれ、
次はストレートだった。
早瀬も打ちに行く...
しかし、タイミングが合わず、空振りとなった。
空振り三振で2アウト。
くっそ〜
打ちたかった。
3番バッター、徳田
ストレート、スライダー、ストレート、と
2ストライク1ボールとなった。
次はストレートだった。
徳田はこれを打ちに行ったが、
相手のセカンドが対応して、ボールを一塁に投げる。
二ゴロで3アウトチェンジとなった。
1回裏、次は、芝狗工業の攻撃だ。
投手は長峰。
ちなみに変化球の持ち玉は、カットボール、カーブ、スプリットだ。
ちなみに、カットボールとはストレートとほぼ変わらない球速ながらも、
打者の手元でボール1つ分程度変化する球のことで、
そして、スプリットとはフォークと比べ球速があるが、
落ち幅の狭い球のことらしい。
まずは、1番バッター
初球はスプリットを投げるが、
相手に打たれてしまった。
しかし、因幡(レフト)がボールをキャッチ。
左フライで1アウト。
そして、2番バッター
こちらは初球のストレートをファールにし、
長峰(ピッチャー)はもう1度ストレートを投げるが...
カッキーン
これは相手に打たれてしまった。
ボールは左中間に落ちて、二塁打となってしまった。
1アウト、二塁。
3番バッター
こちらは初球のカットボールを空振りし、
次のスプリットを打ち上げた。
保田(ショート)がしっかりとボールを捕って内野フライとなった。
2アウト、二塁。
4番バッター
こちらは初球のカーブをファールにし、
次のカットボールを打ち上げた。
これも保田(ショート)がボールを捕って内野フライとなった。
3アウトチェンジ。
これで、1回裏の攻撃は終わった。
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