第3話 完全試合(パーフェクトゲーム)

2回表、芝狗しばいぬ工業の攻撃。今の得点は、

「芝狗工0ー2ラビット」となっている。


(この作品での)甲子園は3イニングまでなので、

ここで、相手に2点以上与えなければ、ラビット学園の勝ちとなる。


ここからは投手もダットンではなく、鳥羽とばに変わる。

ちなみに、鳥羽(ピッチャー)の変化球の持ち玉は、

フォーク、スライダーだ。

変化球の種類は少ないが、回転が速く、かなり曲がる。


7番バッター

まずは、フォーク、スライダーで2ストライクを取ったあと、

外角のボールゾーンからストライクゾーンへ入るスライダーで、

見逃し三振、1アウト。


8番バッター

こちらも、フォークを立て続けに投げ、2ストライク1ボールとなったあと、

今度は高めのボールゾーンからストライクゾーンへ入るフォークで、

見逃し三振、2アウト。


9番バッター

初球で外角のボールゾーンからストライクゾーンへ入るスライダーを、

打ってきたが、ボールは転がり、これは諸岡もろおか(サード)が対応。

三ゴロで3アウト...

ゲームセット。


ラビット学園の勝利だ。


得点掲示板はこのようになっていた。


チーム名 1 2 3 R H

芝狗工  0 0 0 0 0

ラビット 2 0 X 2 6


チーム名の右の「1、2、3」という数字は

◯回(1回表など)というものを表していて、

その下に書いてある数字がそのチームがその回で取った点数を表している。

ちなみに、Xは今回の場合、3回表で勝負が確定していたので、

3回裏は行われなかったということを表している。


Rはそのチームが本塁に返ってくることができた回数で、

合計の得点を表している。この数字が大きいほうが勝利だ。


そして、Hはそのチームのヒット数を表している。


今回のような、ヒット、フォアボール(四球)なども含めて、

1回も選手を塁に出すことなくゲームを終わらせることを、

完全試合パーフェクトゲームというらしい。


「かっけー!!」


僕はこの1試合だけですっかり虜になってしまった。



その日の夜、お父さんと晩ごはんを食べているときに...


「そういえば、次の日曜日もラビット学園の試合があるらしいぞ。」


その言葉に僕はすかさず反応する。


「まじで?え、めっちゃ見に行きたい。」


どうやら、次は3回戦、申立さるたち高校と戦うらしい。


するとリビングで家事を済ませた母は


「せっかくやし、そうする?家族でお出かけするのも久しぶりだし。」


「きちゃーー!!」


「じゃあ、明日、仕事の帰りにチケット買ってくるよ。みんなで応援しよう!」


ってことで、いってきま〜す。早く週末にならないかな〜。


〈あとがき〉

やっほ〜、ぴぽこだよ。読者の皆さん、はじめまして。

そして、ここまで読んでくださり、本当にありがとうございますヾ(*´∀`*)ノキャッキャ。

もっと友達とのワチャワチャ系が見たいって方、もう少しだけ待ってください。

この入学前編が終わったらワチャワチャ系になると思うので(多分)。

(あと、会話文がめっちゃ下手なのは許して(人∀・)タノム)


あと、この小説は、火・木・日曜日の週3回投稿の予定です。

で、まだ、ネタが少し余ってたら、土曜日にも臨時投稿しようと思っています。

(もっと余ってたら月・水・金曜日にも臨時投稿するかも。)

忙しくて、週3投稿ができないときもあるかもしれないですが、

そこは許してくださいm(_ _)m


まだ、しばらくは試合が続くので、どんどん読み進めていってくれたら、

嬉しいです。

以上、ぴぽこでした。ばいば〜い(^^)/~~~

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