第4話


………は?


ねこ?…猫だと?!


後退あとずさりする溝島を横目に、

ワシは事務所の中へと入った。


そして、いつも通り自分の椅子に腰掛ける。

「おい!溝島!…何で、ワシが“猫“なんだ!」


「ひぃー!!…また、喋った!!」


「だから!さっきから…猫だのなんだの、

何を、わけのわからん事を言ってるんじゃ!」


「わわ、わけがわかんないのは…そっちでしょ」


んーー、らちかん…。


「溝島、落ち着け!

ワシじゃ!名探偵、根岸ねぎし 杜麓とろくじゃ!!」



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