第6話 秋斗

俺の名前は秋斗あきと、28歳。

仕事の転勤で最近この田舎に引っ越してきた。


会社で寮を用意してくれると言われたが、犬のちーちゃんがいるから一軒家の賃貸を探した。

田舎ゆえ、一軒家でも家賃が安い。

有り難い。


一部屋まるっと犬のちーちゃん部屋にしたかった。

ちーちゃんが部屋の中でも安心して広く動き回れるようクッションマットを敷き詰めてあげたかった。


家周辺の環境は、自然豊かな散歩コースがあって、スーパー、薬局、どうぶつ病院の近いところを探していた。


この一軒家から、車で10分の距離にスーパーも薬局もある。

どうぶつ病院も20分圏内だった。


条件にぴったりの場所。

建物の築年数は30年と古く、水回り以外はリフォームされていなかったが、不動産屋の管理が良く室内はすごく清潔感があり綺麗だった。


俺と犬のちーちゃんの二人暮らし。

築年数が古いことは何の問題もない。


ここで新たな暮らしが始まった。







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